アルツハイ

アルツハイマーは女性がなりやすのは本当?

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アルツハイマー病は、女性の発症率が男性に比べて極めて高いという特徴があります。実は、アルツハイマー病と同じようにストレスが大きな原因であるうつ病も、女性に多いことがわかっています。しかも、うつ病になった後にアルツハイマー病を発症したという女性も多く、アルツハイマー病とうつ病には密接な関係があると推察できます。なぜ女性のほうがストレスの影響を受けやすいのかというと、それは脳の構造の違いだと考えられます。先ほど、大脳辺縁系が活性化すると大脳皮質の機能が抑制されるというお話をしましたが、大脳辺縁系は感情、本能、欲求の中枢であり、ストレスの影響を受けやすい部位で、しかも女性のほうが男性より大きいことがわかっているため、女性は男性よりストレスに対して敏感に反応し、ストレスの影響を受けやすいと考えられます。したがって、女性のほうがホモシステイン酸の高濃度状態が続く可能性が高く、アルツハイマー病になりやすいのではないかと考えられます。

Young doctor giving helping hands for elderly woman

 

ホモシステイン酸の有害な働き

人間のアルツハイマー病の病理とストレスが、どのように関係するかを検討したところ先に紹介した、アルツハイマー病患者さんの尿中ホモシステイン酸濃度と、患者さんの認知障害度との関係性の調査から、ストレスがアルツハイマー病の危険因子であることがわかりました。尿中ホモシステイン酸濃度とMMSEの得点の間には、統計的に有意な正相関関係が示されました。つまり、ホモシステイン酸を積極的に尿中に排出しているのが健常な状態ですが、尿中へのホモシステイン酸の排出が、何らかの原因で抑制されると、ホモシステイン酸が体内に蓄積して、脳の機能が障害を受けているのが、アルツハイマー病の患者さんであると判明したのです。人間のアルツハイマー病は、尿毒症により脳炎が発症している状態によく似ているといえます。まとめると、ストレスは腎機能を抑制し尿中へのホモシステイン酸の排出が抑制されることで、認知機能の障害を引き起こし、アルツハイマー病が発症するということです。

 

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