予防

アルツハイマー病になりたくなければ緑茶を飲みましょう

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簡単にできるアルツハイマー予防とは

アルツハイマー病の原因は「ホモシステイン酸」というアミノ酸で、認知機能の低下は、血液中のホモシステイン酸が引き起こしていることは以前のブログで述べたとおりです。

この原因を取り除くことでアルツハイマー病の根本治療が可能といえます。それには血液中のホモシステイン酸を減らせばいい、ということです。そうすればアルツハイマー病の根治あるいは改善の可能性は十分にあり、同時に、アルツハイマー病の予防もできるということです。では、ホモシステイン酸を減らすにはどうしたらいいか? 意外にも、身近にある食品を摂ることで、その効果が期待できるのです。

 

アルツハイマー病やその原因となるストレスと日本茶(緑茶)の関係について、調査や試験の結果があります。実は、この研究は、ある学生からの熱心な提案から始まったものでした。大学では、6年次に1か月あるいは2週間、各教官について専門分野を学ぶカリキュラムがありました。そのとき、ひとりの学生が「アルツハイマー病と緑茶の関係を調べたい」と発言しました。日本人のアルツハイマー病の罹患率は欧米に比べて圧倒的に低い数字であることを彼は知っていたようです。そして、「日本人にアルツハイマー病が少ないのは、緑茶を飲むからだと思う。だからそれを調べたい」というのです。学生の要望にできるだけ応えるため、「ダメもと」という思いで、さっそく学生とアンケート調査に入りました。介護施設などに行って、雑談をまじえながら簡単な質問をするという作業でした。1か月後、438例のデータが集まりました。そのデータ整理をして驚きました。1日に飲む緑茶の量と簡単な認知機能検査(100から7ずつ数を引いていく連続計算)の正解率が、きれいに正相関を示したのです。驚くと同時に、何かこれにはアルツハイマー病との関係があるかもしれない、と直感しました。そして、研究を進めるうちに緑茶にアルツハイマー病を防ぐ効果があることがわかりました。緑茶には、血中のホモシステイン酸を減少させる効果があったのです。

 

ストレスを抑制する緑茶のチカラ

私たちはストレスを感じると、交感神経が刺激されて血圧が上昇します。この血圧の変化を測れば、その人が感じているストレスの強さを調べることができます。これを利用して、次のような試験をしてみました。10人の被験者を、緑茶を飲んでから15分後に暗算をしてもらう人と、緑茶を飲まずに暗算をしてもらう人に分け、ストレスの変化を比較してみました。緑茶を飲まなかった人は15%前後も血圧が上昇していましたが、それに対して緑茶を飲んだ人は血圧の上昇が10%以内に抑えられていたのです。これは、緑茶を飲むと、ストレスが抑えられることを示しているといえます。また、私が実施した別の調査でも、デイサービスを受けている483人を対象に、1日あたりの緑茶の摂取量と、認知テストによる脳の働きの関係を調べた結果、緑茶をよく飲んでいる人ほど脳の働きも活発なことが確認されました。

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